日本式サラリーマンをスピンアウト

「何故わざわざリスクを冒してサラリーマンを辞め、PB口座開設者であることを明言することにしたんですか?」

これが、個人的に皆さまに聞かれる最も多い質問です。
私は、祖父が銀行員、また親戚も銀行員や医者が多い環境で育ちました。
また商社マンであった父親の仕事の関係で子供の頃に5年ほど海外で生活する事を経験しました。そして、大学を卒業後、大手企業に就職し、約17年間サラリーマンとして大企業組織の歯車の一員として比較的安泰な生活を送っていました。
また、サラリーマン時代はひたすら蓄財に励み、また多くの試行錯誤の中、投資で成功と失敗を繰り返した結果30代で幸運にもファイナンシャル・フリーになる事ができ、残りの人生の時間をどのように使えばいいかを考えていました。
そして長年の間、自分達の築き上げてきたせっかくの資産を安心・安全に運用・保全してくれる国や銀行を世界中を捜して捜し求め、最終的に行き着いた先が現在口座を開設しているのスイスのパートナー制の「ブテック型PB」でした。
ブテック型が決め手となったのは、バンカーとの相性もありましたが、「利益の相反性」という意味合いにおいて、大手メガバンクよりはるかに信頼がおけることがわかったのです。
さて、当初世界中の富が集まっててくるスイスの銀行に関する情報については、日本に支店や駐在事務所のある大手メガバンクに関してはある程度入手することはできましたが、とくに小さな日本でほとんどその名前を聞くことのない「ブテック型PB」の銀行たちについては情報は皆無に等しいほど極端に少ない状況でした。
そのような中、インターネットが普及していない内は手紙を書いたり、IT化が進んだ21世紀に入るとHPを見ながら手当たり次第にメールを打ち返答を待ったりしながら、徐々にPBに対する理解を深めて行きました。
自分は幸い語学が得意で、銀行とのやりとりに長く時間を掛けることができた結果このような活動ができましたが、そうでない日本人の多くの方々はものすごく道は険しいのではと感じました。事実、聞くところによるとPBをとりまく魑魅魍魎の世界の中で怪しげなPBブローカーの餌食になったり、またPBはたいていのサラリーマンでは無理で5億や10億なければはなから相手にされないという誤った情報を吹き込まれ、ブローカーが裏で手数料をガッポリ搾取することの出来る金融商品(ファンドなど)を、わからないまま買わされたりすることを実際に目にしたり、耳にしたりする機会が増えてき、これは何とかせねばと思うことしきりでした。
このような状況の中、5年前から常になにか社会に役立てる活動をしたいと思っていた私達は情報に透明性の少ないスイスPBを取り巻く日本での現状を憂慮し、正しい情報の中で健全で安心なPBの活用をしてもらいたいとの思い、真実の姿をつたえねばとの思いからサラリーマンから独立し、個人的な草の根からの活動をスタートさせました。
多くの悩まれる方々に対し、実際の口座開設体験者である私達ががよりPB利用者の目線に立った「真実の声」を伝える事をを目指そうと決意したのです。

実際に独立してみると・・・

こんな風に考えて、脱サラをして世間に貢献したいという夢と希望を胸に、意気揚々と船出したのです。
が、しかし、世の中はそう甘くはありませんでした。
まず本当のことが明かされる事によって自分達の既得権や、美味しい儲け話がなくなってしまう業者(特に海外投資紹介業者や投資顧問業者たち)から活動当初は、激しい批判に晒され、また誹謗中傷のメールや、あってもないことを書かれたりする出来事もありました。勝手に名前を使われたり不愉快な思いをするような出来事も多々ありました。 特に自分で投資助言会社をなさっているある方は、一任勘定をPBに任せると自分の取り分が無くなるため、ひどい中傷を私達に浴びせたりしてきました。
そのような中、唯一の励みになりましたのは皆様から寄せられる
「応援のメッセージ」でありました。
そして、様々な方々との出会いや、無事に開設できたというお知らせを頂くたびに、この活動を続けてきて本当によかったという思いを新たにし、なんとか現在に至るまで続けることが出来ました。
今後はさらに「社会貢献」というスタンスに立って活動の範囲を広げて行きたいと考えていますがまだまだ力不足で、我々が本当にやりたいことの1%も出来ていません。
しかしながら少しずつでも前に進んで行きたいと思います。
本物のプライベートバンクに実際に口座を開きたい、またはPBを目指したい。そんな皆さまのお役に立てることを目指して、これからも努力を続けていきたいと思います。
どうぞこれからも変わらぬご支援のほどお願い致します。

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